今回は、福岡市南区那の川にある「担担麺の名店」として名高いあのお店へ行ってきました。
「たまにはガツンと刺激のある一杯が食べたい!」 「でも、ただ辛いだけじゃなくて、食感や旨味にもこだわりたい!」
そんな麺好きのワガママを完璧に満たしてくれる、最高の一杯をご紹介します。
那の川で愛される「博多拉坦麺まるたん本店」とは?
福岡市南区、日赤通りの「那の川」交差点のすぐそば。あの超有名ラーメン店の真横に構える強気なお店で担担麺ファンなら一度は訪れるべき聖地があります。その名も「博多拉坦麺まるたん 本店」。
「まるたん」といえば、博多らしい細麺と独自のアレンジを加えた「ラータンメン(拉坦麺)」が有名ですが、今回私が狙いを定めていたのは、中毒者続出と噂の「汁なし担々麺」です。
土曜の昼過ぎ、少し遅めのランチタイムにお邪魔しましたが、活気あふれる外観を目にした瞬間から「あ、ここは絶対美味しい」という確信が持てる、そんな風格漂うお店です。
博多の活気が詰まった空間
「今日は絶対に汁なし担担麺の気分!」と心に決めていた友人とともに訪問。お店の前に着くと、まさに「これぞ博多のラーメン屋!」といった趣のある佇まいが出迎えてくれます。
2025年8月にリニューアルした店内に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが「和の雰囲気」。博多と言えば、「山笠」。博多っ子の魂を感じさせる内装に、食べる前からこちらのテンションも上がります。店内は潔くカウンターのみの構成。スタッフの方々がテキパキと動いており、非常に活気があります。
訪れたのは14時過ぎ。幸い並ばずに入れましたが、私たちのすぐ後に続々とお客さんが来店し、あっという間に外には待ち列が。30代〜40代の男性を中心に、仲睦まじく麺をすするご夫婦の姿もあり、地域に根付いた人気ぶりが伺えます。
五感を刺激する「本格汁なし担担麺」の衝撃!

今回注文したのは、「本格汁なし担担麺(卵黄付き)」(1,100円)。 券売機でチケットを購入するときに「辛さ」や「シビレ(山椒)」などを0〜5段階まで選べます。今回は初めてだったので標準的なところを攻めてみました。(※辛さの表記が「中辛」「辛口」といった名称ではなく数字なので、迷ったら店員さんに聞くのが正解です!)
運ばれてきた一杯を見て、思わず「おぉ…」と声が漏れました。
1. 圧倒的な「映え」と「食感」のハーモニー
中央に鎮座する艶やかな卵黄。その周りを囲むのは、ゴロゴロと存在感を放つ肉ミンチ、シャキシャキの玉ねぎ、そして香ばしく煎られた大粒のカシューナッツ。盛り付けの美しさは、食べるのがもったいないほど。
2. 一口目の感動
箸を深く入れ、タレと具材、麺を豪快にかき混ぜます。立ち上がるラー油の香ばしい匂いと山椒の爽やかな刺激。一気にすすると……
「旨い!!」
もっちりとした麺に、濃厚なタレがこれでもかというほど絡みつきます。特筆すべきは、具材のサイズ感。大きめのカシューナッツがカリッと弾け、玉ねぎの甘みが辛さを引き立てる。肉ミンチの旨味が噛むたびに溢れ出し、口の中がお祭りのような賑やかさに!
3. 味変のエンターテインメント

「まるたん」の凄さはここからです。卓上には、なんと4種類ものお酢が用意されています。
- 煮干し酢
- 中国酢
- オレンジ酢
- スティーブジョブ酢(!?)
ネーミングセンスに思わずニヤリとしてしまいますが、これが最高。オレンジ酢で爽やかに味を変えるもよし、ジョブ酢でキリッと締めるもよし。自分だけの方程式を見つける楽しさがあります。

さらに、「お替り無料の高菜」が2種類用意されているのも嬉しいポイント。これをご飯に乗せて食べるのはもちろん、麺に少し加えても食感が変わって面白いですよ。
4. 〆の楽しみ
麺は替え玉も可能(細麺で提供されるので、また違った味わい!)。ですが、残ったタレに白ごはんを投入する「追い飯」も絶対におすすめ。最後の一滴まで余すことなく「まるたん」を堪能し尽くし、パンパンのお腹とともに大満足で完食しました。
至福の麺活を那の川で

「博多拉坦麺まるたん本店」は、ただのラーメン屋ではありません。一杯の丼の中で、辛味、痺れ、食感、そして「味変」というアトラクションまで楽しめる、エンターテインメント性に溢れたお店でした。
何より感動したのは、退店時に店員さんがわざわざ外までお見送りしてくれたこと。「美味しかったですか?」という一言に、プロの誇りと温かみを感じました。
🎯 こんな方におすすめ!
- 担担麺好きの方:本格的なシビレとコクを求めているなら外せません。
- 一人ランチを満喫したい方:カウンター席で集中して麺と向き合えます。
- 味変を楽しみたい方:バラエティ豊かなお酢のラインナップは必見。
「まるたん」では汁なしだけでなく、定番の担担麺や、ゆず塩ワンタン、貝だしなど、あっさり系メニューも充実しています。その日の気分に合わせて、何度でも通いたくなる魅力があります。
【読者へのアドバイス】 店内は券売機スタイルなので、スムーズに注文できるよう、あらかじめ食べたいメニューの目星をつけておくのがおすすめ!辛さの段階(0〜5)は、迷ったらスタッフさんに相談してみてくださいね。
最後に(店舗情報)
次のランチは、那の川の「まるたん」で、痺れる旨さを体験してみませんか?
あなたの麺ライフが、より刺激的で美味しいものになりますように!
