私たちが1995年、あの「残酷な天使のテーゼ」を初めて耳にしてから、早いもので30年が経とうとしています。思春期にエヴァに出会い、大人になってもなお、その物語の続きを追いかけてきた方も多いのではないでしょうか。
そんな節目の年に、福岡で特別な催しが始まります。30周年記念展「ALL OF EVANGELION」。
今回の展示は、単なる振り返りではありません。これまでなかなか表に出ることのなかった貴重な資料を通じて、エヴァという作品の「体温」を感じられるような、そんな内容になっています。
私自身、このニュースを聞いたとき、かつて夢中で考察サイトを読み漁ったあの頃の熱い気持ちが少しだけ蘇ってきました。今回は、福岡会場へ足を運ぼうと考えている皆さんと、この展示をどう楽しむか、等身大の視点で語ってみたいと思います。
■なぜ、今この展示を見る価値があるのか

エヴァのイベントはこれまでも数多くありましたが、今回の「ALL OF EVANGELION」が少し特別なのは、作品が作られる「プロセス」を深く掘り下げている点です。
職人の手仕事が生んだ「セル画」と「原画」の重み
TVシリーズ当時の色鮮やかなセル画や、キャラクターに命が吹き込まれる瞬間の原画。これらがまとまって展示される機会は、実はそう多くありません。
一枚の紙に引かれた線の太さ、修正の跡。それらを見つめていると、当時の制作スタッフの熱量がダイレクトに伝わってきます。デジタル全盛の今だからこそ、あえてアナログの質感に触れることで、作品への解像度がぐっと上がるはずです。
初公開の「デジタル制作資料」で知る、新劇の裏側
さらに興味深いのは、『新劇場版』で取り入れられたデジタル制作資料の初展示です。
エヴァは常にアニメーションの最先端を走り続けてきました。あの圧倒的な映像美が、どのようなデータや設計図から作られていったのか。その舞台裏をのぞき見できるのは、純粋にワクワクしますよね。
平日に静かに作品と向き合う贅沢
福岡会場では、平日に足を運ぶとちょっとしたプレゼント(来場特典)があるそうです。 もしお仕事の都合がつくなら、平日の空いた時間帯に、一人でじっくりと原画のディテールを眺める。そんな大人の贅沢な時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
■お出かけ前にチェックしておきたい基本情報
会場はアクセスしやすい「福岡市科学館」です。六本松エリアは美味しいコーヒーショップも多いので、展示を見たあとに感想を整理しながら一息つくのもいいですね。
- 開催期間: 2026年1月24日(土)~3月15日(日)
- 開館時間: 9:30~18:00(入場は17:30まで)
- 場所: 福岡市科学館 3階企画展示室
- チケットについて: 「せっかく行くなら記念になるものが欲しい」という方は、前売券限定のアンブレラマーカー3種セット付チケットをチェックしてみてください。福岡会場オリジナルのグッズなので、良い思い出になると思います。
■おわりに:30年分の「ありがとう」を込めて
エヴァが始まってからの30年、私たちの生活も、世界も大きく変わりました。 それでも、シンジやレイ、アスカたちが戦う姿に、どこか自分を重ねて勇気をもらってきた。そんな日々が誰にでもあると思います。
今回の展示は、そんな私たちの30年を、制作資料という形で「補完」してくれるような、温かな祝祭です。
「ALL OF EVANGELION」のタイトル通り、エヴァのすべてが詰まったこの場所で。 あなたにとっての「エヴァ」に、改めて会いに行ってみませんか?
1月24日から始まるこの特別な時間を、私も一人のファンとして心から楽しみにしています。
イベントまとめ
- イベント名: 30周年記念展「ALL OF EVANGELION」
- 開催日時: 2026年1月24日(土)~3月15日(日)
- 場所: 福岡市科学館 3階企画展示室
- 公式サイト: https://ao-eva.exhibit.jp/

