メダカを飼おうと思ったときに悩むのが「屋内」か「屋外」のどちらで飼育するのかです。私は3年前ほどからメダカを最初「屋内」で飼育を始めましたが、今では「屋外」メインで飼育しています。
結論としては、メダカは屋外飼育のほうがとても楽チンで元気に育ちます。
なぜ、私が「屋内」で飼育していたメダカが「屋外」メインで飼育し始めたのかご紹介したいと思います。
メダカを「屋内」飼育→「屋外」飼育メインになった理由
大きな理由はメダカが繁殖しすぎて水槽の大きさが足りなくなった
最初、銭湯の物販スペースで購入した幹之メダカ2匹から飼育がスタートしたんですが、40リットルの水槽を購入したことで大きめの水槽にたった2匹だけじゃ寂しく物足りなくなりました。
少しずつメダカを購入していってエビを買ったり貝を買ったりして水槽が賑やかになってきたわけですが、やっぱり希少なメダカの品種も欲しくなるわけです。
近くに希少なメダカを買えるお店がなかったですし、ヤフオクで希少なメダカを買うのも高くてコスパが悪すぎます。そもそもヤフオクの品種が生まれてくるわけじゃないのでふるさと納税でメダカを買いました。(結局コスパ悪(笑))
香川県東かがわ市のふるさと納税で届いたメダカはこんな感じだいたい40リットル水槽に最適なメダカの数というのは20~30匹程度といわれています。(水1リットルにメダカ1匹で計算)つまり、一気にメダカが手に入ったことで屋内水槽のキャパがいっぱいになってこれ以上増やせなくなりました。
メダカの繁殖にチャレンジしたら水槽が足りない
約30匹のメダカを一緒に飼育していて春先になると毎日大量の卵を産みます。
やっぱり生まれてきた命というか卵から飼育してふ化させて大きく育ててみたいという思いもでてきて卵のふ化にチャレンジしだしました。
メダカの卵がどのように成長・変化してふ化するのか経過をまとめました
その前に秋ごろに幹之メダカが卵を産んでいたのですが、季節が悪かったのかうまく孵化することができませんでした。リベンジではないですが、一度は卵からふ化してみたかったので、夏にかけて大量の卵を採取して稚魚まで育ててみると大量の稚魚が産まれました。
そうなると、親メダカの屋内水槽では共食いもされますし、死にやすいので別の水槽を準備する必要がでてきました。
屋内飼育は結構メンテがめんどくさい
かといって、屋内水槽はメンテが必要です。水槽の内側には緑の苔が付着するので定期的に掃除する必要がありますし、フィルターを使用していたのでフィルターの掃除も必要です。
また、メダカのフンなどが大量に出るので水質が悪くなるので定期的な水の入れ替えも必要です。屋内飼育って結構手間がかかるので、これ以上屋内で水槽を増やしたくないという思いがありました。(今では上手に水質を保てるようになってきました)
実は、屋外でバケツを使ってメダカをすでに飼育していました。
そして、このようなプラスチックを3個くらいつかってそれぞれ稚魚を飼育していたわけでしたが屋外で飼育すると結構水が減りやすいですし、水草の生育がよすぎて困るという問題がありました。
ですので、大きなプラ箱を買って全部まとめたいという欲がでてきたんです。
屋外飼育で大量に繁殖させている業者並の人たちはプラ箱を使うのが定番です。ですが、雨が大量に降り込んだ時にあふれてメダカが出てしまう問題もあるのでいいのがないかな~とネットサーフィンをしていました。
チャームというペット用品を大量に扱うネットショップがあるんですが、そこで見つけたのがこの角型タライ60型です。2,000円以下という低価格で水も56リットルと大容量ですし、オーバーフロー穴や水抜き栓もついています。
深いですし、フチもついているから持ち運びもなんとか可能でしたのでこちらを購入することにしました。
※結果的に飼育崩壊してしまい、最後には小さい容器で飼育しています。(10~20リットル)
屋外飼育のメリット
屋外飼育のメリットとしては、
- 飼育がとても簡単になる
- 水が減ったら足せばいいので水交換不要
- 元気に大きく育つ
という点です。
飼育がとても簡単になる
水草の側面に苔がついても気になりませんし、多少汚れようが全く気になりません。(水質は良い状態であることは原則です)
自然に近い状態での飼育ができるのでメンテも屋内飼育に比べたらかなり簡素化できます。屋内飼育のガラス水槽はやっぱり見た目が大事ですから、ガラスの内側が汚れてくるとどうしても掃除しなくてはいけませんが、タライは掃除しなくても大丈夫です。
(ただし、過剰に生えてくると間引きする必要はあると思います)
水が減ったら足せばいいので水交換不要
屋内水槽はどうしても水質が徐々に悪くなってくるので水替えが定期的に必要ですが、屋外飼育は徐々に水が蒸発していくのである程度減ってきたらカルキ抜きの水を補充するだけで大丈夫です。
ただ、その際には大量の水が必要になるのでバケツや大きめのジョウロを用意しておく必要があるわけですが、季節によって減り具合は違いますので夏前後以外はそんなに頻度は高くありません。
元気に大きく育つ
結構意外だったのですが、なぜか屋外飼育のほうがメダカが元気に大きく育ちます。ですので、メダカを大きく丈夫に育てたいという場合には屋外飼育がオススメです。
屋内飼育の方が育ちのスピードが遅いのは日照が少ないからか分かりませんが、比較した場合には屋外飼育の方が早く大きく育ってくれます。
屋外飼育のデメリット
- 観賞用としては不満
- 生活導線にないと世話が適当になる
- メダカへの関心が薄れる
- 外敵で全滅させられる可能性が高くなる
観賞用としては不満
色がきれいな幹之メダカや楊貴妃は水槽で泳いでいるのを見るだけで癒されますが屋外飼育だと観賞用というよりは繁殖用といった感じになってしまいます。
ですので、屋内用に少なくメダカを用意するなど大量のメダカを屋内飼育すると水槽の水質の劣化スピードが速くなるので少数で飼うというのもアリだと思います。
(批判されるかもしれませんが、色や状態の良いメダカだけを選別して屋内飼育するという方法もあります)
生活導線にないと世話が適当になる
メダカも生き物ですので、エサを毎日あげたり水が極端に減ってしまいますと死んでしまいます。
毎日2,3回は水槽が見れる場所に置いたり、過度に日が当たらない場所に設置しないとメダカにとって過酷な環境になってしまいます。
メダカもエサをやりすぎるとよくないですし、2日に1回というのも少ないので毎日メダカの状態がチェックできる場所でないとメダカがかわいそうです。
天敵で全滅させられる可能性が高くなる
屋外飼育で密封するわけにはいきませんから、天敵が水槽に入り込み全滅させられる可能性があります。
たとえば、トンボの幼虫ヤゴやカエル、鳥、ネコなど色んな虫や動物にメダカが襲われる可能性がありますので、私はタライの上には金網を乗せています。
100均のバーベキュー用金網でも問題なく簡単に手に入りますので無防備な状態ではなく多少対策する必要があるでしょう。
まとめ
私の場合はどうしてもメダカに手をかけてあげる時間が少ないため、屋外飼育は助かっています。
屋内飼育でメダカ鑑賞をメインにするならば、20~30リットルの小さめの水槽に少数の10匹前後のメダカを入れてあげるのが一番ちょうどいいのではないでしょうか。
ラメが美しい幹之メダカなどは横から眺めるととてもキレイですし、上から眺めることしかできない屋外飼育より横から眺める屋内飼育のほうが適している品種もありますので飼育している品種によって変えてもいいと思います。