メダカの針子や稚魚がすぐ死ぬのはなぜ?生存率を上げるための4つのヒント

メダカの屋外飼育

メダカは熱帯魚などに比べて初心者でも育てやすく比較的強い魚ですが、生まれたての針子や稚魚はとても死にやすく死んでも水槽の底石の間に入ってしまったりします。

産まれたてのメダカを針子と呼びますが、とても弱いのでたくさん卵が産まれて、たくさんふ化しても途中で死んでしまい大きくなる頃には結構数が少なくなっていることも。

そこで、私が針子をうまく稚魚に育てて大きくするために大事な項目をご紹介します。

 

メダカの稚魚の生存率を上げるための注意点

水流があると死にやすい

最初の頃は卵からふ化して、親メダカと一緒の40リットル水槽で水面に浮かぶタイプの育成メッシュを使っていたのですが、なぜか針子がどんどん死んでいくため悩んでいました。

ふと気づいたのが、親メダカの水槽は水の浄化のために水作エイトMというフィルターを入れていたんですが、エアは上がっていき泡がはじけると水流が発生します。

 

その水流が常に24時間メッシュに当たっているわけですから、針子は水流に抵抗しながら泳ぎ続けます。泳ぎ疲れて針子は死んでしまっていたんです。メダカは元々水流の少ない川に住んでいた魚です。水流があると水流に抵抗して泳がなくてはいけないため体力を使いきって寿命が短くなります。

メダカに水流はほとんど必要ありません。水の浄化用として入れていたわけですが、それが逆にメダカには負担がかかっていました。それからは水流のない別の10L程度の水槽に入れて育てていました。バクテリアがしっかり住み着いて安定している水槽なら、とくに手を入れる必要はありません。

ある程度大きくなれば親メダカと一緒の水槽に入れても食べられないので、1~2cmほどに育ったら一緒の水槽に入れています。

 

親メダカと別の水槽で飼う

産まれたの針子は、実は親メダカの貴重な栄養源でなんと共食いしてしまいます。ですので、稚魚をしっかり育てたいのでしたら、親メダカとは別の水槽を用意して親メダカが共食いしないくらい育ててあげる必要があります。

小さい水槽にたくさん稚魚を入れると酸欠で死にますから、ソイルを敷いた水槽などで水質が安定している水槽を用意したほうがいいでしょう。

稚魚が数十匹くらいだったら、10~20リットルくらいの規模でいいと思いますし、わざわざガラスの水槽を用意するのって結構大変なので、発泡スチロールで捨てやすいメダカの発泡鉢(小)などを使うとベランダなどでも置けるのでオススメです。

 

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なので、卵の段階から親とは別の水槽に入れておいて、そのまま自然にふ化して稚魚まで育つような環境を作ってあげると死ぬ確率が減ると思います。

 

大きめの水槽に入れておく

プラスチックの水槽やカブトムシ飼育用のカゴは小さすぎるので水質が悪化しやすく、稚魚が食べきれず残ったエサが水質を悪化させる原因となりやすい。ですので、ある程度余裕をもった大きい水槽に入れてあげると水質が安定するので稚魚が死んでしまう確率が下がります。

ただ、稚魚10匹くらいならカブトムシ飼育などで使うプラスチックのカゴでも十分育てられます。毎日エサをあげて水替えを少しずつすることで水質を安定させて育てられます。大きくなったらだんだん大きな水槽に変えるのもアリ。

※注意点として水道水はカルキが含まれており、メダカには毒です。カルキ抜きはエーハイムのフォーインワンがオススメ。カルキ抜きにエラや粘膜の保護、重金属の無害化、白にごり除去などが期待できます。

40リットルは大きすぎるので10~20リットルあり、最初は水の量は少なめにして少しづつ新しい水を足してあげると水質を安定しやすくなります。メダカ愛好家に定番なのはNVbox13です。

 

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エサは稚魚専用のエサをあげる

親メダカが食べているエサは当然ながら、針子には大きすぎるので食べれませんから細かいエサをあげる必要があります。Amazonでも産まれたてのメダカ用のエサを売っているので、親メダカ用のエサとは別に稚魚用のエサを用意したほうがいいでしょう。

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親メダカ用のエサをすりつぶしてあげてもいいですが、結構粗くなって食べ残しが発生しやすいですし、稚魚用のエサは結構サラサラ粒子が細かいので稚魚専用のエサをあげるのが無難です。

 

まとめ

水流の発生しない、大きめの安定した水槽で、親メダカとは別に入れて、稚魚用のエサをあげていれば割と育てるのは難しくないと思います。

1cm弱位になると稚魚同士が追いかけて遊んでる姿を見ることができます。色もハッキリしてきて何色か判別できるようになり結構かわいいので頑張って育ててみてください。

 

 

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